風景との出会い

風景との出会い昨日、用事を済ませて帰路に着いた時、久しぶりに通る道だったために道を間違えてしまいました。遠回りになるので残念に思いながら運転していると、桜並木のある公園が見えてきました。丁度富士山と重なる絵づらだったので嬉しくなり、車を駐車場に入れて撮影をしました。撮影後、「失敗したことで豊かさや幸せに出会えることもあるというのは、まるで人生のようだ」と思いながら車に戻りました。

私たちは論理的に物事を考え、目標を立て、現実的に効率よく行動しようとします。特に現代人は無駄や余計なものを省き、なるべく早く物事を進めようとします。現代社会では、時間に追われるような速いリズムを求められるので、それに適応しようとするなら、仕方のないことです。一方で、論理的、恣意的でないこのような出来事の体験は、一見、無駄と思われる現代では疎外されやすい「余白」のなかに、人智を超える「何か」を感じさせてくれます。すべて自分の思い通りに自力だけで行おうとするだけでなく、そのような「何か」に五感を澄ませ、微妙な兆候を受け取り、それに従ってみることは、人生に豊かさや創造性をもたらすと思うのです。

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