Clover Southwell女史へのインタビュー

Clover Southwell7月1日(金)から3日間、清里で公開ワークショップをリードするBIPSのメイン・ディレクターのルーベンス(Rubens Kignel)が、バイオダイナミック心理学の国際トレーナーであり、バイオダイナミックス・ロンドン研究所の創始者であるクローバー(Clover Southwell)女史に行っているインタビューをご紹介します。

クローバー女史は、今まで2度来日したことがあり、丁寧な進め方に定評があります。彼女が書いている論文は大変分かりやすく、そのわかりやすさはそれだけ理論と技法を自分のものにしている証拠でもあります。クローバー女史のトレーニングを受けた受講生は、ロンドンにまで行って彼女のもとで学びたいと思ったほどです。この動画を観ていると、クローバー女史が来日した際、トレーニングやワークショップ中のことはもちろんですが、その合間で交わした会話や情景がいくつも思い出されます。セラピスト、トレーナーとしてだけではなく、人間として、生き方を学ばせて頂きました。

彼女にはまた日本に来て欲しいという思いはありますが、残念ながら高齢になり目が悪くなったという理由で、もう日本に来ることが出来なくなりました。そういう意味で、この動画はとても貴重です。

この動画は、インタビューの前半ということもあり、「クライアントが自宅で、自分の身体を感じるために、どのようなサポートができるか」というテーマには直接、言及していません。しかし、ボディサイコセラピーにおいて基本的なアプローチであり、かつクライアント自身が気づかない深層にアプローチできるヴェジェトセラピー(Vegeto Therapy)の進め方について説明していますので、BIPSの受講生、卒業生はもちろんのこと、ボディサイコセラピーに興味のある人にとっては必見の動画となります。

特にクローバー女史は、ヴェジェトセラピーを気に入り、数十年と行ってきたベテランです。その体験から話をしてくれています。しかし、彼女の説明を聞いたからと言って、クローバー女史が言っているようにワークができるようになるわけではありません。彼女がヴェジェトセラピーをしているところに居合わせた人、受けたことのある人なら分かると思いますが、「どれだけ彼女がクライアントに起きている微細なエネルギーのインパルスをキャッチし、そのインパルスを尊重するか」には驚かざるを得ないのです。そこにはこの動画のなかで少し言及していますが、単なる身体にあるエネルギーだけではなく、宇宙エネルギーとのつながりにも意識し、そこに全信頼を置いていることがワークで分かるからです。あるワークでは、クライアントはただ横になり、その脇に彼女が座っているだけでした。それだけで数十分は経っていたと思います。外側から観ていただけでは、何も起きているようには見えないようなセッションでした。でも、クライアントのなかには大きなことが起きていたのです。そのような彼女の在り方は学ぶものは計り知れません。

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