秋の風景

秋の風景 11月10日頃に撮影した鼻毛の池です。今年中にもう一度、訪れることができなければ、来年6月上旬までは林道が雪で閉ざされるため、訪れることができません。訪れることができないのは残念ですが、半年以上、人が立ち入ることができなくなることによって豊かな自然が保たれるのです。

この撮影をしている時、珍しく牛ヶ鼻集落の方がいらっしゃいました。何をしているか尋ねると、来年のキュウリ栽培で使う支柱にするために、枝を打ちに来ているとのことでした。ホームセンターではよく見かける緑色の支柱。「売っている支柱を買えば楽なのに」と思う自分が恥ずかしくなりました。来年は、自然の枝を使う地元の方を見習いたいと思います。

その方から、元々、牛ヶ鼻集落に住んでいる方のご先祖は、この鼻毛の池の近くに住んでいたと聞きました。この半年間は雪に閉ざされるこの地に、電気も自動車もない時代にどのように生活をしていたのか、全く想像ができません。ただ、そのような過酷な環境だからこそ、何らかの知恵があったのでしょう。

昔は、この辺りでもかなり田んぼを耕作していたそうですが、今は人手が足りなくなり、多くが休耕地になってしまっていること、平成30年には政府による補助金が減額もしくは無くなることによって、昔の生活に戻る可能性があることなどを伺いました。高齢化が進み、しかも補助金まで打ち切られるとなると、この辺りの限界集落の多くは、将来、消滅してしまうかも知れません。自然と共生してきた里山文化。消費社会から循環型社会に到る知恵と文化が残る里山が失わることは、日本だけに限らず世界にとっても損失になると思うのです。微力ながらも力を注いでいきたいと、再度確認した立ち話でした。

以下は、越後奥寂庵周辺の秋の風景です。どうぞお楽しみください。

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