3年間に渡るボディワーク講座の終了

冬至の今日、3年間で580時間に渡る講座を終了しました。身体・心・霊性に働きかけるボディワークの講座でした。定員4名でスタートし、最後に残ったのは2名でした。私が関与しているBIPSのトレーニングは4年間で480時間。枠組みが違うので比較は出来ませんが、朝から夜11時まで食事を作る時以外はみっちり実習を行った奥寂庵での合宿を含め、2人は3年間、本当によく頑張りました。特に今年は、日常でモニターセッションを持って貰いましたから、結構忙しかったと思います。

自分が体得してきたものをシェアしたいと思って講座を行ってきましたが、振り返ってみると「資格を与える」「テキストがある」「カリキュラムがしっかりしている」「将来が約束されている」というようなものはなく、その都度必要だと思うことを提供するという、良く言えば臨機応変な対応、悪く言えば先行き不透明な進行にもかかわらず、ただ、私の在り方とやっていることを学びたいと、ずっと私に付いてきてくれた2人には、単なる受講生ではなく「愛弟子」という言葉がフィットします。私は自分のことを「弟子」を持つような大した人間だとは思っていませんが、2人と過ごした3年間を通して、彼らとの関係は「愛と信頼に基づいた関係」であり、彼らは私にとっては愛弟子だと思うようになりました。

最近の傾向として、短時間で資格を与えるものが流行っています。それはそれで良さもあるでしょうけれど、私が行いたかったことは、社会のなかで個々人の内面にある本質を大切にして生きる、人間としての器(身心の器)を作ることでした。そのために内面のプロセスに取り組むボディサイコセラピーを相当行いました。3年間、勇気を持って影に取り組み、抑圧された感情に向き合い解放し、ブロックが溶けて流れ出したエネルギーに身を委ねることをしてきた彼らを誇りに思います。実際に3年の間に、彼らの在り方や人との関わり方が変わりました。それと同時に、深部組織へのボディワーク、構造統合のシン・インテグレーションの習得を併用して行ったことから、姿勢も大きく変化しました。

私が提供する個人セッションでは、鎧を溶かし本質と繋がるために、内側のエネルギーを活性化するボディサイコセラピーと、外側から慢性的緊張に働きかける深部組織へのボディワーク、その人本来の姿勢(魂の姿勢)を定着させるシン・インテグレーションを併用しています。この3つは相乗効果があることは、長年の経験で実感していましたから、今回、彼らに体験を通して学んで貰えたのは、私にとっても手応えのあることでした。

彼らは、彼らのペースでここで学んだことをそれぞれの現場、それぞれのやり方で提供していくことでしょう。これからが、本来の学びの場になります。私自身がそうであったように、やり甲斐を感じたり共感から生じる魂の震撼を感じたりする豊かさのみならず、大海原に出てから迷い、悩み、痛い思いをし、自信をなくすこともあるでしょう。その時には先人としてしっかりと下支えをしていきます。2人は安心して歩みを進めてください。そして2人のお友達には、彼らのワークを受けて頂きたい気持ちです。彼らを心から誇りに思いますし、彼らはとてもいいワークをしますのでお勧めします。

本当におめでとう!

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