身心の器作りの機会

幼少期のトラウマの影響で、社会のなかで安心感を感じづらく、日常でサバイブするのに多くのエネルギーを割いている人たちをサポートする仕事柄、「児童虐待、通告8万人突破 過去最多 警視庁」の記事を読み、心が痛みます。これはあくまで虐待件数ではなく警察が児相に通告した数ですから、虐待が純粋に増加したかどうかは分かりません。相談窓口が増えたことで、虐待の相談をしやすくなったこともあるでしょう。相談しやすくなったのはよかったことですが、この通告数よりも多くの虐待が行われていると予想されます。

最近、児相、教育委員会、学校への批判がよく行われていますが、法的整備と人材育成を含めた「受け皿となる器作り」が急務です。「受け皿となる器作り」は国や自治体レベルだけではなく、コミュニティレベル、家族レベル、個人レベルで必要です。個人レベルの器というのは、自分の衝動や欲求、情動や感情を自分で受けとめる器であると同時に、他者と向き合い、他者のなかにある同様の要素を受けとめる器です。その器作りの第一歩は、身体自我を整えながら、その身体自我に見合う原初的なエネルギーを身体のなかに発動させて筋肉でコントロールする術を身につけることです。特にネットの普及によって身体を伴って人と出会うことが少なくなっている現代には、これは重要で大きな一歩になります。今、私のなかでは、身心の器作りの機会を作りたい気持ちが強まっています。そして身心の器には、霊性の種が蒔かれます。

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