BIPS 公開ワークショップのご報告

BIPS 公開ワークショップ3日間にわたるBIPS 公開ワークショップが終了しました。今回のテーマは「心理療法における自律神経系の解放と調整」でした。参加者の皆さんには、理論的理解とともに、身体的、心理的、感情的、エネルギー的に体験を通して学んで頂きました。

通常、ワークショップでは体験を通して自分自身に気づき、癒していくことがメインになりますが、今回の参加者は、セラピストなどの対人支援職の方が殆どだったので、トレーニング色が強いものとなり、有意義な3日間でした。

トレーナーのモーリッツィオは、バイオシステミックス学派のトレーナーであると同時にジェノバ大学医学部客員教授ということもあり、心理療法を行う際、参加者への即興的、直観的な関わり方の背後に、神経生理学、母子関係研究からの科学的実証を伴っています。右脳と左脳のバランス、男性性と女性性のバランスがとてもいいことを再確認し、あらためて素晴らしいトレーナーだと感じました。

唯一残念なことは、モーリッツィオの著書がイタリア語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語でしか出版されていないことです。特に「冒涜された身体:虐待によるトラウマへのアプローチ」はラテン語圏では好評を得ていますから、せめて英語版があるといいですが、現時点では予定はされていません。残念です。だからこそ、BIPSでは、モーリッツィオによるワークショップ、トレーニングを継続する意義を感じています。今後ともよろしくお願いいたします。

BIPS 公開ワークショップ

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