関西大学での講義

昨日、関西大学での連続講座「教養としてのからだ、生き方としての健康」前期の最終回を受け持ってきました。一昨年に引き続き2度目となります。受講者は、私の知る範囲では、関西大学堺キャンパス周辺の堺市民の方々、臨床心理士や産業カウンセラー、そして卒業生でした。

受講者の皆さんは年齢は様々ではありますが、身心の健康についての造詣、実践が身に付いている方が多く、私た提供する講義、実技指導ともに前向きに取り組んでくださり、私にとってとても楽しい時間となりました。自分がいいと思って取り組んできたことをシェアすることで、各自がそれを吸収して個々人の人生に活かして頂けることは何より嬉しいことです。そのような機会をいつも与えてくれる関西大学人間健康学部准教授であり友人でもある小室君に感謝です。

小室君より「テーマはリズムで」との要望がありました。テーマを与えられることにより、講座でお伝えする内容が講座直前までにどんどんとまとまっていきます。ボディワーク、ボディサイコセラピー(身体心理療法)、セロトニントレーナー養成、ヘルスリズムス(グループドラミング)などで実践していることが、自分のなかで一つに流れになるのです。普段、それぞれの活動のなかで、ごく自然に重なり合っていますので、意識的にまとめる作業はしていません。ですから、テーマを与えられてお伝えする機会を頂けることは、自分が行っていることを見つめ直す良い機会になります。おもに関西に向かう新幹線のなかでしたが、内容をまとめるプロセスも楽しい時間でした。

国連NGOの資格を得てから視野が広がったために、私が主宰する講座で何を提供していくかを考え始め、現在は新たに講座を設けることをやめて、新たにスタートするために自問自答していますが、自分自身のために、そして社会のために役立てることのできる方々に、自分が体験を通して身につけたものをシェアしたいという思いが強くなりました。


関西大学での連続講座の講師陣は、それぞれの分野で深め続けている講師陣なので、堺市民の皆さんは恵まれていますね。後期もありますので、堺市民の方が居ましたらお勧めします。前期の告知文です。たぶん後期も同じような告知になるのではないでしょうか。

「教養とは単なる知識や情報ではなく、その教養を行う個々人の生と不可分のものです。そこには他ならぬ自分自身の「からだ」を持って生きると言うことがかかわってきます。健康もまた知識や情報ではなく、個々人の生とは不可分のものであり、その人の生き方そのものとも言えるのです。本講座では、受講者各人がご自身の身心未分の「からだ」を参照し、それを自らの生(人生、生き方)と結びつけながら、ヨーガ、禅、マインドフルネス、身体心理学、ソマティックス、ボディワーク、整体といった古今当座の身心技法を学ぶことを通して、生き方としての健康について考えていきます。講師はそれぞれの分野の第一人者を招聘し、講義と実践を享受していただきます。各回の講師による理論教授と実践指導を通して、受講者のみなさまおひとりおひとりが、ご自身の健康概念を広げ、またご自身の「からだ」との関係の編み直しを行い、新しい生のあり方を身をもって体験していただけたらと考えています。」

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