ウィーン・モダン 〜クリムト、シーレ 世紀末への道

今日は時間が出来たので、企画展が終わってしまう前に是非観たいと思っていた「ウィーン・モダン 〜クリムト、シーレ 世紀末への道」を観に、国立新美術館に行ってきました。

以前、投稿しましたが、私の父はウィーンで生まれ、12歳までウィーンで過ごしたため、ウィーンという環境がどのように父の精神に影響を与えたか、以前から知りたかったのです。それは父という人物を理解したい、という思いとともに、父のウィーンでの体験が、私自身にどのように影響しているかも知りたかったのです。

今回、ウィーンの近代史、文化、芸術、生活を少し垣間見ることができ、感慨深い気持ちになりました。このような環境で多感な子ども時代を過ごした父。父の人生を振り返ってみると、ウィーンの影響がとてもあったということがよく分かった一日となりました。

また、父が生まれ育った時期、ウィーンではフロイトが活躍し、ライヒもウィーンで過ごしていた訳ですから、子どもの父は、ウィーンの街角で、彼らとそれ違っていたかも知れないと思うと、なんとも不思議な気持ちになります。

写真は、展示作品のなかで唯一写真撮影が許されていたクリムトの「エミーリエ・フリーゲの肖像」です。

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