想いの連鎖

チャイルド・スポンサーをしているチャイルドから今朝、ビデオレターが届きました。まだ4歳なので、お母さんが喋っていますが、何より動いている姿を観ることが出来たのが嬉しく、何度も繰り返し観てしまいました。投稿した画像は、動画から切り取ったものです。きっとビデオカメラを初めて見たのでしょう。緊張した表情をしているチャイルドが微笑ましかったです。

最初は動いている姿を観るだけで嬉しかったのが、繰り返し観ているうちに、話している内容を理解したくなりました。残念ながら現地語です。あっ、と思ったのは、灯台もと暗しでした。私の東京の仕事場から徒歩1分の、お気に入りのレストランのスタッフはみんな、彼女の国から来た人たちだったのです。それで、思い立ったが吉日。先ほど夕食にお店に行き、喋っている内容を日本語にして貰いました。

食事中、ずっとオーナーと話をしました。この8年間、訪れるたびに世間話やら料理の話をして楽しい時間を過ごしてきましたが、今日はオーナーの方から、母国が抱えている課題、歴史的背景、チャイルドが住んでいる地域の課題やリソースについて、事細かく話をしてくれたのです。「その地域にはちゃんとリソースがあるのに、搾取され続けて貧困状態が続いている」ことを知り、フェアトレードができないかと、真剣に思いました。そうしたらオーナーから「何かあれば言ってください。力になります」との言葉。

今日は、国立市での自主グループがありました。自主グループを終えて、コンテナに太鼓を保管しに戻った時に、長い間スタッフをしてくれているパーカッショニストから「新潟まで行って僕がやってもいいですよ。もちろん無料で」と言われました。「集落の人が困っていて何とか力になりたい」という私の想いを、彼は感じ取ってくれていたのでしょう。

今日は、別々な場所で二人から「力になります」と言われ、幸せな気分です。自分が誰かの幸せや地域の豊かさを願って行動に移すと、その自分に力を貸そうとしてくれる人が現れるのは、嬉しい連鎖ですね。

蛇足ですが、チャイルド・スポンサーになった時、この地域に訪れるのは不可能だと諦めていましたが、レストランのオーナーに「もし行きたいのなら、現地まで行く安全な方法を詳しく教えます」と言って貰えました。確かに、頻繁にバスが崖から落ちて死傷者がよく出る場所らしいのですが、それでも安全な方法があるようです。嬉しい情報です。

面白かったのは、レストランのオーナーは、彼女たちのことを「山の人」という言い方をしていたことです。奥寂庵のある大島区に住む私たちのことを、市街地の人たちは「山の人」と呼びます。「山の人」つながりのご縁がやっぱりありました。

ちなみにビデオレターは、直接ご家族から送られてきた訳ではありません。私たちスポンサーは、チャイルドやご家族に直接コンタクトすることが禁じられています。それは、国際協力の大前提で、地域自体が自立することが大事で、自立をしたらそこでスポンサーとの関係を終了させるためです。セラピストとクライアントの関係と似ています。大事なことです。

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