セラピー

 

セラピーのコンセプト

 

私たちは人生の局面において、いろいろな葛藤や悩みが生じます。葛藤や悩みはつらいものですが、私たちを成長させてくれるものでもあります。しかし、いくら成長させてくれるといっても、目の前にある壁を一人では乗り越えられない場合もあります。周りにいる家族や友人が支えになりますが、葛藤や悩みのもとが無意識にある場合が多く、からだとこころ双方に染みついています。その場合には専門家によるサポートが必要となります。

越後奥寂庵ではいくつかの手法を用いますが、すべてに共通したコンセプトがあります。それは、誰のなかにも先天的な本質があり、それを曇らせている後天的に身につけて不要になったものを取り払うサポートをする、ということです。自然は調和に満ちています。人間も自然の一部ですから、調和(より高度な秩序)に向かっておのずと成長するものなのです。植物が太陽に向かって幹を伸ばしていくように、人間も自分のうちなる光に向かって歩んでいくのです。ですから、セラピストが答えを持っているわけではなく、来られる方の内面に答えがあり、それを妨げているものを手放すサポートをさせて頂いています。

23年間、延べにして3万人以上(2016年現在)の方をサポートしてきたセラピスト(庵主 贄川治樹)が対応させていただきます。もし乗り越えるための助けが必要だと感じたなら、お気軽にご相談ください。ボディサイコセラピーと、身体の深部にある慢性的緊張を緩めたり、筋肉を活性化したりするためのボディワークによって、からだとこころをしばっている緊張や葛藤を丁寧にひもといていき、本来の自己である本質(Essence)、コア(Core)とのつながりを強め、人生を創造的に生き生きと歩めるようにサポートします。

他人に向けたエネルギーを取り戻し、自分のリズム、居場所、自尊心、能力に気づき、自分の人生を自分のリズムで歩んでいきましょう。他人が咲かせている花と同じ花を咲かそうと一生懸命努力するのではなく、自分独自の花があることを信頼するのです。自分の源泉に辿り着いたとき自ずと花は開きます。

 

セラピーの種類

 

ボディサイコセラピー
からだ、こころ、精神を分けずに、人間をひとつのいのちとして統合することを目的とした心理療法

シン・インテグレーション
からだの慢性的緊張に働きかけて、骨格のバランスをとるボディワーク

セラピューティック・ボディワーク
個人の内面のプロセスに添って、からだに働きかける心理療法的なボディワーク

セラピューティック・ドラミング
個人の内面のプロセスに添って、内面からの表現をうながす心理療法的なドラミング

 

自然がセラピスト

 

ただ、基本としては、自然が大いなるセラピストです。越後奥寂庵は豊かな自然のなかにあります。この場に身を置くことで徐々に場に包まれて自然と共鳴していきます。自分が自然の一部であり、自分が「活かされている」ということを身体を通して感じていくことでしょう。私が師事しています東京大学名誉教授でありNPO法人 場の研究所の代表である清水博先生は、場にもいのちがあると述べていますが、越後奥寂庵に身を置くことで、場のいのちに包まれる感覚を得られることでしょう。その体感によって私たちは自ずと癒えていくのです。